ものづくり日本大賞

  • ものづくり日本大賞とは

  • ものづくり日本大賞は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる方々を顕彰する制度です。
ものづくり日本大賞

現代の名工での想い

工程のほとんどが長年の経験と感覚で作られていたふとん作りを、自分が理解し易いように図面を引き〔描き〕工程を数値化する工学的手法を取り入れ、
型崩れが少なく寝心地の良いふとん作りを心掛けて40年が経ちました今では、ふとん職人は私の天職だと思っています。
私の技術は父からの教えに先輩方の仕事を見て学び、それらを元にどうすれば上手になるのか、
昨日よりも今日の出来上がりを良くしようと技の向上に工夫を加えて今の技術になりました。

私の場合、理想とする敷ふとんや座ぶとんを目標にして、綿を立体的に綿組みをするので作業工程が、他のふとん職人とはかなり違っています。
それでも、この技術を使って第5回技能グランプリで優勝し、寝具業界では初めての内閣総理大臣表彰を受けました。
息子も第26回技能グランプリで優勝をしましたから、技術の完成度は高いと思っていますが、まだまだ改良を重ねる必要があるとも感じています。
お陰さまで、今年の「現代の名工」の中から選ばれて、第5回ものづくり日本大賞で内閣総理大臣賞を頂き、今まで以上に努力を続けなければならないと自分に言い聞かせています。
私の技術を同業者や若い後継者に伝え、寝心地の良いふとん作りを拡げる活動をしていますが、今後も続けたいと思っています。

丹羽ふとん店 店主 丹羽正行

ものづくり日本大賞で頂いた内閣総理大臣賞の楯

ものづくり日本大賞で頂いた内閣総理大臣賞の楯

も卓越技能者表彰(現代の名工)で頂いた厚生労働大臣賞の楯

卓越技能者表彰(現代の名工)で頂いた厚生労働大臣賞の楯